認知症治療病棟
認知症治療病棟とは
急性期治療病棟で症状が落ち着いた患者様に対し心身機能の回復を図る認知症専門の病棟です。

病棟の特色

その人らしい生活に近づけるよう、個人に応じた看護(ケア)を行っています。
心を落ち着かせ、穏やかに過ごしてもらえるよう、「なじみの関係」づくりや、生活環境づくりに気を配っています。  

認知症治療棟01

認知症治療棟02
認知症治療棟03 認知症治療棟04

認知症とは、どんな病気でしょうか?
「認知症」と「もの忘れ」は違います!!

認知症による「もの忘れ」とは 加齢による「もの忘れ」とは
  • 体験の全てを忘れる
  • もの忘れの自覚がない
  • 人・物・場所などわからない
  • 日常生活に支障をきたす
  • 体験の一部を忘れる
  • もの忘れの自覚がある
  • 人・物・場所などわかる
  • 日常生活に支障はない
食べたことを忘れる 食べたものを忘れる

年を重ねていくと今までできていたことが、できなくなって辛い思いをされたことがありませんか?
 認知症は早期発見が大切です。ご家族だけで抱え込まず、小さなことでも気になることがありましたらお気軽にご相談下さい。 

主な認知症のタイプと特徴

アルツハイマー型認知症

認知症の中でも最も多い疾患です。
軽度の人格変化や不安、抑うつ症状が現れます。

脳血管性型認知症

脳の血管が詰まったり破れたりすることによっておこります。記憶のはっきりしている部分とそうでない部分があり、健康的な面は比較的最後まで保たれます。

レビー小体型認知症

実際にない物が「見える」という幻覚が特徴的です。身体面では手足の震えが見られます。

前頭側頭型認知症

反社会的な行動(万引きなど)をとる事があります。人格障害・情緒障害が初期症状です。

こんな症状ありませんか?
こんな症状ありませんか?
 認知症になると記憶障害以外に、このような症状が現れる事があり、症状が進行してくると、日常生活に支障をきたすことが多くなります。こういった症状は、お薬や適切なケアによって改善が期待できます。

当病棟では
  • 入院中は受持スタッフを決めてなじみの関係を大切にしています。
  • 日々の生活や活動の中では個々の症状や状態に応じた働きかけを行います。
  • 季節を感じられるような食事やレクレーションを取りいれています。
  • 患者様の病状にもよりますが、入院期間は3ヶ月から6ヶ月程度を想定しております。 主治医が退院と判断した場合は、自宅や施設などへ退院していただく運びとなります。
  • 社会資源の活用や介護サービスの手続き等、分からないことは精神保健福祉士までご相談ください。
  • 退院後は訪問看護を利用することもできます。